平岡新法務大臣に対して、死刑執行停止を求めるアピールを!
2011年9月2日、新しい法務大臣に平岡秀夫衆議院議員が就任しました。平
岡法務大臣は、その就任記者会見において、「死刑という大変厳しい刑罰で
あって,それを実施すること自体は慎重な態度で臨むべきであるというのは
当然のこと」と発言し、死刑執行に対する慎重な姿勢を明確にしました。そ
して最近も、国際的な死刑廃止の動向も踏まえつつ、死刑制度について、そ
の是非も含め社会全体での議論を進めたいとの意向を示しています。
一方、日本の死刑確定者は120人(2011年9月現在)となり、法務大臣に対
して死刑を執行するように求める声の高まりも懸念されます。
■TAKE ACTION
平岡法相の死刑に対する慎重姿勢に賛同を表明すると共に、正式に死刑
の執行を停止し、死刑廃止に向けた議論を進めるよう求めるメッセージを
お送り下さい。
■アピールの宛先
〒100-8977 千代田区霞ヶ関1-1-1 中央合同庁舎6号館 法務省
法務大臣 平岡 秀夫 様
※下記の法務省ウェブサイトから、法務行政に関する意見を書き込む
ことも可能です。
法務省:法務行政に関するご意見・ご提案
https://www.moj.go.jp/mojmail/kouhouinput.php
■手紙の文例
法務大臣御就任おめでとうございます。
平岡法務大臣が、先日の就任記者会見において、死刑執行について、「大
変厳しい刑罰であり、慎重な態度で臨むのは当然」との姿勢を示され、当面
執行を行わない旨の認識を示されたことにつきまして、歓迎いたします。
死刑は生きる権利を奪う、残虐で非人道的な刑罰です。世界ではすでに3分
の2の国や地域が死刑を廃止または停止しており、国連総会では、すべての国
連加盟国に対して、死刑廃止を視野に入れて、死刑執行の停止を求める決議が
繰り返し採択されております。
こうした国際社会の廃止の流れに沿って、ただちに死刑執行を正式に停止す
るよう要請いたします。また、死刑廃止に向けた公的な議論をさらに進め、死
刑に関わる様々な分野の人々に広く意見を求めて、日本の死刑廃止に向けた刑
事司法制度改革を進めるよう、心から要請いたします。