中国大使館前で、死刑執行に抗議する緊急アピール行動

 
日付:  金曜日, 2010-04-09
 

 中国政府は、4月6日に、麻薬密輸罪により死刑が確定していた赤野光信さんを、また4月9日には、同様の罪で死刑が確定していた武田輝夫さん、鵜飼博徳さん、森勝男さんに対する死刑を執行しました。

 この事態に対して、アムネスティ日本が呼びかけ団体となり、4月5~9日にかけて、中国大使館前において、今回の死刑を含む、中国でのあらゆる死刑に抗議し、あらゆる死刑の執行停止を求める緊急アピールが行われました。

 連日、アムネスティ日本やフォーラム90、「死刑を止めよう」宗教者ネットワークなど、様ざまな死刑廃止団体のメンバーが集い、「死刑執行を直ちに停止し、死刑廃止への一歩を!!」などと書かれたプラカードを持ち、抗議の声をあげました。こうした姿は民放各社で放映され、主要各紙でも取り上げられました。

 緊急のアクションでしたが、5日間でのべ70人もの人たちが駆けつけ、死刑廃止の声をあげて下さいました。今回、残念ながら、4人に対する執行を止めることはできませんでしたが、「死刑に異議あり」という声をあげる市民の姿を示すことができたことは、死刑のない東アジアに向けた大きな一歩だと思います。

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