森英介法相が2人の死刑を執行

 
日付:  火曜日, 2008-10-28
 

 森英介法相は、10月28日、福岡拘置所の久間三千年(くま・みちとし)さん、仙台拘置支所の高塩正裕(たかしお・まさひろ)さんの2人に対して死刑を執行しました。保岡興治・前法相による9月11日の執行から1ヵ月半で、今年に入って5度目計15人の死刑執行になります。
 ジュネーブの規約人権委員会が日本政府報告に対する最終見解を採択しようという、まさにこの時期を狙ったかのように死刑を執行した日本政府の態度は、国際社会への挑戦と受け取られても仕方ないでしょう。
 また、執行された久間三千年さんは一審から一貫して無実を主張していて、公判では自白も物的証拠もなく死刑が確定し、再審の準備をしていたとのことです。冤罪の可能性のある人を処刑した日本政府は、強く批難されるべきです。
 
抗議声明