英国・死刑廃止議連会長のカーマイケル氏が来日
日付: 木曜日, 2009-03-26
3月26日~27日、イギリスの「死刑廃止のための超党派議員連盟」会長のアリステア・カーマイケル氏(Alistair Carmichael、自由民主党下院議員)が来日し、日本の死刑廃止について各方面に精力的に働きかけました。
イギリスは1965年に通常犯罪について死刑を廃止し、1998年にはすべての犯罪について死刑を廃止していますが、英連邦のすべての国で死刑を廃止すべく超党派の議員連盟が活動しています。
カーマイケル氏は、3月26日には日本の死刑廃止議員連盟の学習会で講演し、日弁連の死刑執行停止実現委員会や袴田巌さんの支援団体と面談しました。27日には法務省の刑事局参事官と面談し、メディアの取材を受けました。
国連総会での死刑執行停止決議を受けて、EU(ヨーロッパ連合)の各国とも、日本とアメリカの死刑をめぐる動きに強い関心を示し、死刑廃止の動きを側面的に支援する姿勢を示しています。このように死刑なしで現にやっている社会の経験をも糧にして、日本の死刑廃止を現実のものとしていきたい。